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京都の庭園:城南宮庭園
京都の庭園探訪、第九弾。
退蔵院を後に、次に向かったのは城南宮。 城南宮は伏見区、妙心寺からだとちょっと距離があります。 JRと地下鉄烏丸線、近鉄を乗り継いで行きます。 城南宮は、国常立尊(クニノトコタチノカミ)、八千矛神(ヤチホコノカミ)、 神功皇后(ジングウコウゴウ)を主祭神とする神社です。 創立年代は不明ですが、この地にあった「真幡寸神社」が始まりとされています。 平安京の南にあることから「城南神」と呼ばれました。 京都御所の裏鬼門を守る神とされたことから、 方除け、厄除けの神として広く信仰されるようになりました。 平安時代末期、白河天皇が「鳥羽離宮」を造営してからはその一部になり、 離宮の繁栄とともに発展しましたが、 応仁の乱の戦乱で一時荒廃、江戸時代に復興されます。 幕末の「鳥羽伏見の戦い」では戦場にもなりました。 明治10年に「真幡寸神社」と改称され、 昭和43年、現在の呼称である「城南宮」になりました。 社殿を取り囲むように神苑『楽水苑』があります。 昭和を代表する作庭家・中根金作の作品です。 この楽水苑は「平安の庭」、「室町の庭」、「桃山の庭」、 「城南離宮の庭」、「春の山」の五つの庭園から構成されています。 まず、「春の山」から庭園探訪スタート。 その名にもあるように、春だったら綺麗でしょうね。 さらに進むと「平安の庭」があります。 この「平安の庭」の遣水(流れ)では、 平安貴族の優雅な行事である『曲水の宴』が再現されているそうです。 一度、見てみたいものです。 この楽水苑は『源氏物語花の庭』とも呼ばれています。 源氏物語に登場する植物が園内のあちらこちらに植えられています。 「平安の庭」から参道を挟んで「室町の庭」があります。 池泉の周辺を歩いて楽しむ回遊式庭園。 銀閣寺の庭園を彷彿させます。 茶屋もあり、お抹茶が楽しめます。 「室町の庭」の茶屋を挟んで反対側が「桃山の庭」です。 広々とした芝生に石組が配されたシンプルな構成です。 芝生で穏やかな大海を表現しています。 日本庭園というより公園みたいな珍しい庭園構成です。 様々な庭園を巡って、最後に登場するのが「城南離宮の庭」。 力強い石組と 白砂とタマリュウの緑のコントラストが印象的な枯山水庭園です。 まだまだ若い感じがするものの、 昭和を代表する庭園の一つです。 探訪日:2008.06.24
by j-garden-hirasato
| 2008-09-20 05:53
| 庭園
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Comments(16)
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nageire-fushe at 2008-09-20 07:52
色々な時代のお庭が見られるのですね~~~
城南宮は行った事がないですけれど 素敵ですね!!! 茶屋の飛び石が美しいです。
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Mozuku_18 at 2008-09-20 21:49
こんばんは、Mozukuです。
妙心寺から城南宮まで、移動するとは根性ですね!(笑) 城南宮にある模型でかつては水辺にあったことを知ってビックリしました。どんな風景だったんでしょうね。。。 苔じゃなくて芝生?なんでしょうか?
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nakanokeiichi at 2008-09-21 05:26
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ninja2005y at 2008-09-21 21:13
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farfarsideK at 2008-09-22 11:34
1カ所にいながらにして、いろいろな時代の庭園の趣を見比べながら鑑賞できるのは素敵な事ですね。微妙に違うテイストを時間を掛けて感じながら見るのは有意義な時間になりそうですね。
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Shikokuboy
at 2008-09-22 21:35
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j-garden-hirasato at 2008-09-23 04:13
nageire-fusheさん、コメントありがとうございます。
この庭園は、 現在の城南宮の社殿が建てられた昭和40年代に 建物と一緒に造営されたもので、 まだ、庭園としての貫禄のようなものは感じられませんが、 いろいろなタイプの庭園が楽しめ、 また、開放的なのが、ほんと公園みたいです。 機会がありましたら、 ぜひ、どうぞ。
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j-garden-hirasato at 2008-09-23 04:36
Mozukuさん、コメントありがとうございます。
お久しぶりです。 「城南宮にある模型でかつては水辺にあった…」 模型があったんですか。 お参りして、すぐに庭園に行ってしまったので、 庭園以外の境内の中は素通り状態です。 白河上皇の離宮があったくらいですから、 水辺にあったのも納得できます。 今とは、全然違う景色だったんでしょうね。 「平安の庭」ではコケでしたが、「桃山の庭」は芝生でした。 日当たりがいいところでは、 コケはカラカラに乾いてしまって無理でしょうね。
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j-garden-hirasato at 2008-09-23 04:44
nakanokeiichiさん、コメントありがとうございます。
実は、駅を降りてから、道に迷いました…。 持っていた地図は古くて、 高速道路を頼りに歩いていたら、新しい高速道路が載ってなくて…。 暑い中、えらい事になってました。 城南宮に着いたときは、もうバテバテ(笑)。 この城南宮の周りには、 ほかに観る庭園もなかったんですが、 今回の京都行きで訪れた他の庭園は、 以前訪れたことのあるものばかりだったので、 ちょっと意地になって行きました。
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j-garden-hirasato at 2008-09-23 04:52
ninjaさん、コメントありがとうございます。
芝生のせいです。 日本庭園でも、明治以降に作庭されたものでは、 芝生がよく使われているので、 特別の素材ではないんですが、 このような広い平らで場所の芝生は、 東京の浜離宮庭園とか岡山後楽園などの大名庭園くらいで、 日本庭園ではあまり見かけませんね。
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j-garden-hirasato at 2008-09-23 05:02
farfarsideKさん、コメントありがとうございます。
作庭者が同じなので、 何となく庭園の持つ雰囲気は同じものを感じますが、 様式・形式が異なる庭園群なので、 十分楽しめました。 この日の午後はここで終わり、と決めていたので、 ずいぶんゆっくりしていました。 暑くてバテバテだったので、 ビールでも飲んで、ボケーっとしていたかったんですが、 さすがに園内でビールは売っていませんでした(笑)。
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j-garden-hirasato at 2008-09-23 05:14
Shikokuboyさん、コメントありがとうございます。
一つの訪問先でいくつもの庭園が観られると、 ちょっと得した気持ちになれます。 今回の京都行きでは、 そういうところが偶然にも多かったので、 庭園の数だけはたくさん探訪することができました。 次回は、まだ行ったことのない庭園を主体に 庭園探訪したいですね。
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shinmemo0417 at 2008-09-23 18:09
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musta96 at 2008-09-24 00:30
こんばんはー。城南宮ですか?知りませんでした~。泣
幕末の「鳥羽伏見の戦い」をここでされていたと思うと、いまは跡形もないですが、信じられませんね。構成もしっかりあって、中根金作氏とは有名な方なんですか?自分でも調べてみます~! 芝がとても青々しくて、綺麗ですね。
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j-garden-hirasato at 2008-09-24 04:47
shinmemo0417さん、コメントありがとうございます。
この神社は方除けとして有名なんだそうです。 神社の神苑として造られている庭園は、 この城南宮のほかには、平安神宮が有名ですが、 平安神宮の方が、規模も貫禄もありますね。 平安神宮は国家事業として造営されているので、 まあ、しょうがないんですが。 この城南宮も、もう一回り敷地が大きかったら、 もっと素敵な庭園になっていたと思いますが、 神殿周辺の敷地がなくて、 庭園にゆったり感がないのが残念です。
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j-garden-hirasato at 2008-09-24 05:24
musta96さん、コメントありがとうございます。
今、城南宮を訪れても、その面影すらありません。 とても不思議な感じがします。 中根金作は、 重森三玲とともに昭和を代表する作庭家です。 戦後、京都市に就職されて、 荒廃した文化財庭園の復元を手がけていましたが、 独立して庭園専門の設計事務所を設立、 全国に各地に日本庭園を残しました。 足立美術館の庭園が有名でしょうか。 その事務所は今でも活動されてます。 三千院の新しい庭園は、 この事務所で手がけたものです。
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