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庭園意匠:廃物利用1
今は資源のリサイクル・リユースの時代。
使い捨ては極力慎むというのが常識となっています。 庭園でも、いろいろな廃物利用がされてきました。 まず、枳殻邸の石積み。 石臼とかいろいろな石材が再利用されています。 廃物利用ではありませんが、 庭石はいろいろな庭園に転用されてきました。 名石となるとなおのこと、 権力者の引っ張り合いが激しかったようです。 その中で最も有名なのが『藤戸石』でしょうか。 現在は醍醐寺三宝院庭園に据えられていますが、 もともとは今の岡山県、備前の国で産出した名石で、 まず東山殿に運ばれました。 次に、室町幕府の管領だった細川氏邸宅に運ばれ、 これを織田信長が足利義昭に寄進、二条城に据えられました。 さらに、豊臣秀吉が聚楽第に運び、 最終的には三宝院に寄進され、現在に至っています。 残念ながら三宝院は撮影禁止。 写真の掲載はできません。 庭園での廃物利用と言えば、代表格は石臼です。 飛石や沢渡りによく使われます。 石臼をよく用いたのは、七代目庭治・小川治平衛。 ホテル洛翠の庭園には、 石臼が多く用いられています。 石臼にも、いろいろな模様があるものですね。 無鄰庵では沢渡りに。 東寺塔頭・観智院では、枯山水庭に。 石臼の廃物利用は、地方の庭園にもあります。 新潟の豪農の館・伊藤家。 東京の清澄庭園では、トイレへのアプローチに。 これは、近年造られたものです。 東福寺方丈・北庭は市松模様で有名ですが、 ここでも廃物利用が。 敷石を廃物利用しています。 重森三玲も石材の再利用をしていました。 撮影日:いろいろ
by j-garden-hirasato
| 2008-06-06 06:35
| 庭園
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Comments(20)
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furarann at 2008-06-06 08:31
廃物利用なんて思いも寄らなかったです~~
お庭も見所いっぱいですね~~ またいろいろ教えて下さいネ
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farfarsideK at 2008-06-06 10:43
廃物利用なんて思いもしないような斬新なデザインの様に見えてしまいますね。むしろお洒落な感じもするほどですね。この丸さ加減がいいアクセントになっていますね。
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Shikokuboy
at 2008-06-06 18:23
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ninja2005y at 2008-06-06 22:00
そういえば、わたしも何処かで
石臼をふんだんに再利用している何だっけかなぁ? を見たことがあり ”お洒落だなぁ~”なんて思ったことがあります。 でも、それが何処に在り、またどのようなモノに使われていたのは 思い出せませんわ。
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shinmemo0417 at 2008-06-06 23:11
重森三玲の東福寺などとは全く次元が違いますが
拙作(手を下すのでなくデザインだけすが...)の庭にもリサイクル石臼はよく使います どの家にも歴史がありいろいろいいものがあります それを見いだすような人があると庭の歴史が生きてきます そんなお手伝いをしているつもりなのですが
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j-garden-hirasato at 2008-06-07 05:19
furarannさん、コメントありがとうございます。
石臼は模様がおもしろいので、 すぐに見つけやすいです。 飛び石や沢渡りで主なので、 足元を気にして歩いていれば目に入ります。 石臼って、こんな断面してたんですね。
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j-garden-hirasato at 2008-06-07 05:28
farfarsideKさん、コメントありがとうございます。
明治から大正にかけて活躍した小川治平衛が この石臼を多用したのは、 「思いもしないような斬新なデザイン」が まさに「お洒落な感じ」がしたからではないでしょう。 石臼がこんな断面だなんて、 普段使っていても、思いもよりませんものね。 アクセントとしては最高です。
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j-garden-hirasato at 2008-06-07 05:32
Shikokuboyさん、コメントありがとうございます。
庭ばかり見て歩いていると、 いろいろのものに目が行くようになって、 人が歩く飛び石や延段のデザインが なかなか面白いことに気が付きました。 廃物利用はまだまだありますので、 追々紹介していこうと思います。
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j-garden-hirasato at 2008-06-07 05:38
ninjaさん、コメントありがとうございます。
「石臼をふんだんに再利用している…」 何ですか、何ですか。 興味あります。 思い出したらコメントくださいね。 道具である石臼が廃物利用されるということは、 明治以降、石臼があまり使われなくなったということでしょうか。
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j-garden-hirasato at 2008-06-07 05:48
shinmemo0417さん、コメントありがとうございます。
「リサイクル石臼はよく使います」 今でも、そんなに出回っているものなんですか。 その家にあるものを使うということですね。 飛び石とまでいかなくても、 庭に置いておくだけで楽しい庭になりそうです。 今では使わなくなった道具ですが、 使い込まれて角が丸くなった石臼は、 それだけで味わい深いものです。
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nageire-fushe at 2008-06-07 07:26
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aippp at 2008-06-07 21:26
石臼って結構使われてるんですね。
ワタシは岡山の後楽園でしか見たことないんですが、 山のてっぺんにあったので、よく覚えてます。 と言うか、、、、ちょうど後楽園に行く前頃に、 j-garden-hirasatoさんのブログで、石臼の存在を知ったので、 しっかり目に留まり、石臼だと分かったんですよね~。 知らなかったら、きっと「模様の入った石」で終わってましたよ(笑)。
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j-garden-hirasato at 2008-06-08 05:46
nageire-fusheさん、コメントありがとうございます。
日常の道具であった石臼が 庭園の飛び石や石積に再利用、 それもただ使ったというのではなく、 庭園の意匠としても優れている。 まさにこれが「日本人の感性」ですね。 「もったいない」に通じています。
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j-garden-hirasato at 2008-06-08 06:05
aipppさん、コメントありがとうございます。
岡山後楽園にもありましたね。 自分はそれほど印象に残っていなかったんですが、 写真のデータを調べたら、 確かに山の上にありました。 地方での紹介で使えましたね。 次回は、使わせてもらいます。
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at 2008-06-08 18:27
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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j-garden-hirasato at 2008-06-09 23:46
鍵コメさん、コメントありがとうございます。
また、リンクの件、承諾いたしました。 これからも、よろしくお願いいたします。 最近の悩みは、 新規庭園への探訪ができていないことです。 でも、めげずにやっていきたいと思います。
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mornbell
at 2008-06-11 00:34
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廃材じゃなく廃石利用ですか。石って意外と捨てられないようですね。
震災後、一番目だっていたのが、庭石や石灯籠が家が解体され 取り去られても荒れた庭に残っているのです。二度目のお役目を いい形でできればこんなに素敵なことはないですね。石臼なんか特に いい感じですよね。それに、モザイクに利用された石も。。。。 生まれ変わってもう一度人々を楽しませるにはそれだけの工夫がいりますが、。j-gardenさん、色んな角度から庭園を見せていただいてありがとうございます。
昔から、先人はリユースすることを大事にしていたと思います。
物を大事にする心、忘れてはいけませんね。
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j-garden-hirasato at 2008-06-12 05:48
mornbellさん、コメントありがとうございます。
石材は朽ちることがないから、 何回も再利用が可能ですね。 石臼も第二のお勤めが庭園なら最高でしょうね。 いつまでも、訪れる人を楽しませることができます。 石臼の再利用は、 明治以降の庭園に多く見られます。 調べたわけではないので何ともいえませんが、 小川治平衛の発案かもしれませんね。
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j-garden-hirasato at 2008-06-12 06:02
taka-9さん、コメントありがとうございます。
最近の日本人は(自分も含めて)、 物を大切にするということを忘れてしまったようです。 価値観が変わったと言えばそれまでですが、 やはり「物を大事にする心」、 大切なことだと思います。
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