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そぞろ歩き・栃木編:足尾銅山少し前のことですが、 以前から気になっていたスポット、 『足尾銅山』に行きました。 足尾銅山は、 栃木県西部・渡良瀬川の最上流部、 日光市足尾町にあります。 慶安元年(1648)には徳川幕府の御用銅山となり、 産出された銅は、 江戸城、芝の増上寺、日光東照宮などの 銅瓦にも用いられました。 江戸時代末期にはほぼ廃山同然でしたが、 明治10年(1877)、 古河市兵衛が銅山を買収、経営に着手します。 近代的手法による鉱源開発を行い、 明治14年(1881)、明治17年(1884)年に 相次いで直利(富裕な鉱床)を発見することに成功し、 東洋一の生産量を誇る銅山へと成長しました。 その一方で、 製錬過程で発生する亜硫酸ガスによる煙害、 採鉱、選鉱、製錬の過程から発生する 重金属を含んだ廃水による下流域の水質汚染や 農地の土壌汚染をもたらしました。 田中正造や被害民の運動により、 「足尾鉱毒事件」として広く知られることとなります。 その後、 多くの鉱害防除対策が取られましたが、 昭和48年(1973)に閉山。 昭和63年(1988)に製錬所の稼動も停止され、 鉱石による銅生産の歴史に幕を閉じました。 平成19年(2007)、 経済産業省の近代化産業遺産に認定。 世界遺産登録に向け、 文化庁に提案書が提出され、 シンポジウムも毎年開催されています。 今後の動向に注目です。 しばらく、 足尾銅山探訪となります。 探訪日:2015.05.02
by j-garden-hirasato
| 2015-07-04 06:28
| 産業遺産
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Comments(22)
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N-styel at 2015-07-04 07:49
おはようございます!( ´ ▽ ` )ノ
足尾銅山のドラマ、すごかったです。確かNHKドラマだったかな…。 私の祖母の実家が栃木県なので、色々お話は耳にしておりました。 実際に歩かれたのですか…それは貴重なお話が伺えそうです‼︎ 続きを楽しみにお待ちしております♡✺◟(∗❛ัᴗ❛ั∗)◞✺
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risaya-827b at 2015-07-04 09:09
おはようございます^^
足尾銅山は撮影会の帰りに寄った事がありますが この風景は見られなかったです^^; こうやって拝見していると、やっぱり、凄いドラマがありそう~だ! 今度、じっくりと見に行ってみたいものです。
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saheizi-inokori at 2015-07-04 09:27
銅山も見どころ満載ですが、この沿線もまたいいですね。
富弘美術館は必見です。
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tomiete3 at 2015-07-04 10:01
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nageire-fushe at 2015-07-04 14:39
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voyagers-x at 2015-07-04 14:47
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London Caller
at 2015-07-04 19:18
x
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ninja2005y at 2015-07-04 22:41
最後の写真の”全車輌新車”って
いつのころの新車なんでしょうね?(爆)
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j-garden-hirasato at 2015-07-05 07:25
Naoさん、コメントありがとうございます。
NHKで足尾銅山のドラマをやっていましたか。 知りませんでした。 足尾銅山は、 以前から気になっていたところでした。 高崎までカミさんを送る用事ができ、 その後、フリーとなったので、 ようやく実現しました。 なかなかディープな場所でした。
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j-garden-hirasato at 2015-07-05 07:29
risayaさん、コメントありがとうございます。
足尾銅山は、 重い歴史があるので、 軽い気持ちでは巡れませんでしたが、 見所は盛りだくさんでした。 この日だけでは巡りきれんあかったので、 いつか、再探訪したいです。
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j-garden-hirasato at 2015-07-05 07:32
saheizi-inokoriさん、コメントありがとうございます。
オープンカーみたいな観光列車が走っていて、 みんな気持ちよさそうでした。 次回は、乗ってみたいです。 富弘美術館は、時間がなく、 パスしちゃいました。
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j-garden-hirasato at 2015-07-05 07:35
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j-garden-hirasato at 2015-07-05 07:40
nageire-fusheさん、コメントありがとうございます。
「茶色の山のイメージ」 自分の訪れたときは緑の時期で、 淡い緑色の山がキレイでしたが、 部分的には、 山の地肌が露出しているところもありました。 植樹も行われているようですが、 なかなか自然の山には戻らないものですね。
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j-garden-hirasato at 2015-07-05 07:46
voyagers-xさん、コメントありがとうございます。
銅山が中心の町だったので、 その銅山が閉山してしまうと、 火が消えたようになってしまいます。 今は観光を主に復興しようと試みているようです。 がんばってほしいですねえ。
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j-garden-hirasato at 2015-07-05 07:51
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j-garden-hirasato at 2015-07-05 07:56
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yaguchitenga at 2015-07-05 08:49
経済の発展の裏には、こんな悲劇も
あったんですね。いつの世も 公害問題が、ついてまわります 熊本の水俣病やカネミ油事件などもあり まだ、解決してないです カネミ油の為に顔中が紅くなってる子供を 小学生の時に見ましたけど、かわいそうでした
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j-garden-hirasato at 2015-07-06 05:30
yaguchitengaさん、コメントありがとうございます。
経済発展の陰に公害あり、 高度成長期のはるか以前、 明治時代にはすでに公害が発生していました。 緑化は行われていましたが、 地肌が露出した山肌がまだまだ多く、 痛々しかったです。
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YuccaR at 2015-07-06 11:44
足尾銅山と言えば、厳しい歴史の一コマとして記憶されていますが、現地に足を運ぶと、こんなに遺跡のような味わいがあるのですね。
時の経過と、産業が停止した後の自然の力は凄いのですね。 説明でよく足尾銅山が理解できます。シリーズを楽しみにしています。
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j-garden-hirasato at 2015-07-07 04:58
YuccaRさん、コメントありがとうございます。
「遺跡のような味わい」 おお、いい表現ですね。 廃墟というと、 ただ暗くてやるせない雰囲気ですが、 そういうのともちょっと違う、 何ともいえない雰囲気がありました。 施設によっては廃墟化しているものもありますが、 そこにはまだ、 人の生活があるからでしょうか。
2コマ目の、教会のような感じの赤煉瓦造りの打ち捨てられた建物が、とても気になります。
教会なのか、別荘なのか、邸宅なのか。なぜ、こんな姿で捨てられているのだろう。 それ以外の町並みも、この町の歴史を教えてくれる重要な資料かもしれません。 しかし、赤煉瓦の建物は私の中の何かのスイッチを入れたようです。
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j-garden-hirasato at 2015-07-08 06:00
kikouchiさん、コメントありがとうございます。
「2コマ目の…」 追々紹介していきたいと思います。 銅山自体、すでに閉山されているので、 こういう廃墟になっている施設も多くありますが、 今も、施設を転用して、 内容は分かりませんが、 運営しているものもあります。 実に、不思議な町でした。
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